この記事は日経ビジネス電子版に『ポルシェが千葉にコース開設 自動車販売、ネットとリアルに二極化』(11月27日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』12月7日号に掲載したものです
2021年夏、千葉県木更津市にポルシェのドライビング施設がオープンする。コロナ禍以前より、自動車業界では体験価値を訴えるプロモーションが広がっている。販売のオンライン化が進む一方、顧客の肌感覚に訴えるリアルの取り組みも進化しそうだ。
独ポルシェの日本法人ポルシェジャパン(東京・港)は、2021年夏に運転体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」を千葉県木更津市に開設すると発表した。
同施設の目玉となるのが、周回距離2.1kmの本格的なドライビングコース。ドイツの有名サーキット「ニュルブルクリンク」を再現したコーナーや、地形を生かした高低差のあるコースを走行できるという。ポルシェオーナー以外も利用でき、インストラクターによる運転講習会なども開講される予定だ。
投資額は50億円規模。こうした施設の開設は独ライプチヒや米ロサンゼルス、中国・上海などに続き世界で9番目となる。他国のケースから推計し、国内外から年間1万人以上の来場を見込んでいるという。

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