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この記事は日経ビジネス電子版に『スズキ、新型「ソリオ」でストロングHV廃止 電池より空間優先』(11月30日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』12月7日号に掲載したものです

スズキが小型車「ソリオ」で大型のバッテリーとモーターを搭載する「ストロングハイブリッド車(HV)」を廃止した。バッテリーが荷室を狭めるとの理由から、簡易型HVとガソリン車の2種類のラインアップとした。低価格と広いスペースが支持される小型車や軽自動車だが、電動化対応への悩みは深まっている。

スズキの鈴木俊宏社長は新型車の販売に意欲を示した

 スズキは11月25日、全面刷新した小型車「ソリオ」を発表した。車内の空間が広いのが特徴で、車体のサイズを従来車種より拡張したことで荷室を広げ、小型のスーツケースであれば後部の荷室に5個積むことができる。

 ソリオのような「コンパクトハイトワゴン」と呼ばれるカテゴリーは維持費がミニバンなどより安くなることから、中型車からの乗り換えも少なくない。価格は158万1800円からと手ごろだ。ダイハツ工業「トール」やトヨタ自動車「ルーミー」なども販売を伸ばしており、競争が激しくなっている。 同日開いた発表会で、スズキの鈴木俊宏社長は「ソリオの月販4000台は最低目標。年間10万台の登録車販売を目指していきたい」と意欲を示した。