任天堂が「ニンテンドースイッチ」の2021年3月期通期の販売見通しを上方修正した。通期業績も減収から増収見通しに転換し、純利益は過去最高を見込む。勢いが衰えないスイッチの安定供給に向け、中国、ベトナムに続く第3の拠点での生産を始めた。

(写真=時事)

 任天堂の古川俊太郎社長は11月5日に開いた決算会見で、主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」をマレーシアで生産し始めたと明かした。中国、ベトナムに続く第3の生産拠点となる。まだフル生産には至っていないが、マレーシア生産品が「そろそろ店頭に並ぶ」(古川社長)見通しという。

 2017年3月に発売したスイッチの生産は、当初は中国に一極集中していた。米中貿易摩擦が表面化し、リスク低減のために19年夏からベトナムでも生産を開始。今回はそれに続く生産拠点の拡充となる。古川社長はかねて「中国とベトナム以外の生産拠点も検討している」と説明してきた。

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