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経営不振の大塚家具を率いてきた大塚久美子社長が12月1日付で辞任すると表明した。2015年の実父との経営権争いには勝ったが、その後は一貫して行き詰まり、経営能力に疑問符が付いていた。親会社のヤマダHDによる事実上の更迭と受け止められているが、大塚氏は最後まで花道を探し求めていたようだ。

ヤマダHDの山田昇会長からは昨年12月、「チャンスを与える」と言われていた

 「とりあえず1年」。家電量販最大手のヤマダ電機(現ヤマダホールディングス)が大塚家具の子会社化を発表した2019年12月、山田昇会長は周囲にこう漏らした。記者会見では「チャンスを与える」と、期間を明言せずに猶予を与えると話していたが、当初からその期間は1年と考えていたようだ。

 そして1年後の20年12月1日で大塚社長は辞任する。「やはりダメだった」(ヤマダHD関係者)と評されている。

 この間、ヤマダHDには不満がたまっていた。子会社になった後に大塚氏と会話をした幹部は「助けてもらっているとは思えない言動で、我々の助言を聞いてくれない」と漏らしていた。