欧州で新型コロナウイルス感染が再び拡大し、各国が夜間の外出禁止など厳しい規制を導入している。行動制限は飲食などのサービス業に悪影響を及ぼし、経済が二番底に陥る懸念が強まっている。製造業は中国の需要回復に支えられているが、対中強硬姿勢を見せてきた各国は難しい立場に追い込まれている。

フランスは複数の都市で夜間の外出が禁止になった(写真=AP/アフロ)

 欧州が新型コロナウイルス感染の第2波に襲われている。10月23日の欧州全体の新規感染者は約20万人で、第1波のピーク時の約5倍となり、世界の最多地域となっている。

 1日当たりの新規感染者は、25日までの最大値でフランスが5万人超、英国とスペイン、イタリアが2万人超。人口およそ1100万人のチェコとベルギーが1万人を超えている。

 こうした状況から各国政府は規制を強めている。スペインのサンチェス首相は10月25日、非常事態を宣言し、午後11時から午前6時までの外出を禁止した。既にフランス政府はパリなど複数の都市で夜間の外出を禁止している。英国はマンチェスターなどで人の移動を制限。イタリアは午後6時以降の飲食店の営業を禁止した。

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