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米アップルが高速通信規格の「5G」に対応するスマホ「iPhone 12」シリーズを発表した。国内シェア5割を占めるiPhoneが5G普及の救世主になると期待する通信各社。ところが、5Gならではの魅力的なサービスは不足気味。静かな立ち上がりとなりそうだ。

アップルは5Gに対応したiPhoneとして主力の「12」(右写真の右)や小型の「12 mini」(同左)など4機種を発表した(写真=左:Brooks Kraft/Apple Inc./AFP/アフロ)

 「これでラインアップがそろった。目標である200万台に向けて販売を強化していく」。KDDIが10月16日に開催した発表会。登壇した髙橋誠社長は、米アップルのスマートフォン「iPhone」の新機種に大きな期待を示した。

 アップルが米国時間13日に発表した「iPhone 12」シリーズは、4機種すべてが高速通信規格「5G」に対応するのが特徴。主力の「12」の価格は799ドルから(日本は税別8万5800円から)で、23日に発売される。KDDIは「12」の64ギガ(ギガは10億)バイトモデルで2年後の買い替え・返却を想定した割引価格を税込み5万5430円に設定した。さらにアップルと連携して通信を最適化した。米グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」搭載スマホの対応はこれからといい、今までにない力の入れ具合だ。