ソニーが、バックル部分に通信機能を埋め込んだスマートウオッチの第3世代品を発表。小型化や高機能化を進めただけでなく、中核となる部品の外販に乗り出すのが最大の変化だ。新規事業育成プログラムで産声を上げてから5年。もう一段の成長のために外部の力を活用する。

<span class="fontBold">スマートウオッチの機能を詰め込んだバックルを外販する</span>
スマートウオッチの機能を詰め込んだバックルを外販する

 「スマートウオッチだけでなく、アナログ時計の価値をより高めていく」。ソニーBusiness Acceleration部wena事業室の對馬哲平統括課長は、自らが手掛けるスマートウオッチの成長戦略をこう語る。

 ソニーが10月1日に発表した新型スマートウオッチ「wena 3(ウェナスリー)」。腕時計のバックル部分に有機ELディスプレーやセンサー、通信機能などを内蔵し、機械式などの好きな時計本体と組み合わせてスマートウオッチとして使える製品だ。2015年にソニーの新規事業育成プログラムで産声を上げ、今回が第3世代品となる。

 バックル部分のモジュールは、キャッシュレス決済として新たに交通系ICカードのSuica(スイカ)に対応。話しかけるだけで米アマゾン・ドット・コムの音声認識AI(人工知能)「アレクサ」を操作できる機能や、センサーを使って歩数や脈拍数などの活動ログを測定する機能を追加した。機能追加と並行してモジュールの小型化も進めた。前モデル比で体積は30%小さく、厚みは2.5mm薄くなったという。

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