米フェイスブックがVRの新端末の発売に併せ、人気コンテンツ投入やビジネス向けサービスなどを発表した。コロナ禍で巣ごもり消費や在宅勤務向け需要が拡大し、思うように伸びなかったVR市場に好機が到来している。ソニーも新型ゲーム機の投入後に次世代端末を出す可能性があり、両社の対決が注目だ。

米フェイスブックがVR(仮想現実)で攻勢をかける。10月発売のVR用ヘッドマウントディスプレー(HMD)「オキュラス・クエスト2」は299ドル(日本では3万3800円)からで、2019年発売の前モデルより性能を向上させながら価格を100ドル下げた。「ハードウエア単体では赤字で、ソフトで利益を出す事業モデルではないか」(電子部品メーカー社員)との見方も多い。
前モデルは品薄が続くなど、「想像よりも大きな成果を上げた」(フェイスブックのAR/VR部門責任者、アンドリュー・ボスワース氏)。クエスト 2も「かなり強気な発注数だ」(部品を納めるサプライヤー)との声が出る。
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