コロナ禍による少子化の加速を警戒する声が、産婦人科医などから上がっている。国立成育医療研究センターの2021年初めの出産予約は前年の約3分の2となっている。コロナ禍の第1波のときに、多くの人が妊娠を避けようとした可能性がある。

少子化の加速が懸念される
●厚生労働省人口動態調査の出生数
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(写真=PIXTA)

 日本小児科医会は9月、外来患者数が激減し、全国の診療所が経営危機にひんしていると訴える緊急メッセージを発表した。400施設以上の調査で、5月の診療所収入は前年同月より5割減った。閉院する診療所も出始めている。

 メッセージの中で深刻な状況として挙げられたのが、国立成育医療研究センターでの出産予約の減少だった。周産期・母性診療センターの左合治彦センター長は「普段、月140人ぐらい出産の予約が入るが、21年の1月と2月はその3分の2ぐらい。周囲の病院に聞いても同じような状況だ」と話す。

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