米政府が、米国の技術を使う半導体を中国・華為技術(ファーウェイ)に輸出することを全面的に禁じた。同社スマホに組み込まれている半導体チップの製造は困難になり、製品供給にも影響が出そうだ。ファーウェイは窮地を脱すべく、第2次世界大戦中の中国共産党の故事にちなんだ「作戦」を開始した。

<span class="fontBold">米国の禁輸措置にファーウェイはどう対抗するのか</span>(写真=AP/アフロ)
米国の禁輸措置にファーウェイはどう対抗するのか(写真=AP/アフロ)

 「南泥湾計画」。華為技術(ファーウェイ)は8月、こう名付けたプロジェクトを密かに開始した。

 南泥湾とは陝西省延安市南部の地名。第2次世界大戦中に日本軍の攻撃と国民党の封鎖を受けた中国共産党の八路軍第120師団第359旅団が「刻苦奮闘、自力更生」の精神で、荒れ地を開墾するなどして窮地を脱したという故事で知られる。南泥湾計画は、自力更生の精神で米国技術を使わずに製品を製造できる体制を構築することを目指す。

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