岸田氏は翌31日、首相と会談し、「お力添えをお願いしたい」と求めたが、首相は「自分の立場から個別の名前を挙げるのは控えている」と述べるにとどめた。そして9月1日、党内7派閥のうち細田派、麻生派など5派閥が菅氏支持を固めた。

 無派閥出身候補が優勢な総裁選は自民党史上、事実上初めて。その主因について、自民党のベテラン議員は「勝ち馬に乗り、主流派に残らなければ人事などで冷遇されかねないとの派閥の切実な事情が大きい」と指摘する。

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