3密回避が求められる中、VR(仮想現実)空間内でのアバター(分身)を活用したビジネスが広がり始めた。顧客との接触を避けながら、対面と同様の効果を引き出す取り組みで、住宅展示場などで実用化が進む。ゲームを中心に開発が進んできた技術が、コロナ下でビジネス向けソリューションとして花開こうとしている。

 ヘッドセットを着用すると目の前に戸建て住宅があり、隣にはロボットのような外見の販売員のアバター。2階に上がって1階リビングをのぞき込むと、その高さから怖ささえ感じる──。

3次元モデルハウスで実物を体感している感覚になる

 これはクリーク・アンド・リバー社(C&R、東京・港)がオンラインのVR空間に設けた住宅展示場プラットフォーム「VR建築展示場」。VR内の建物を自らのアバターで仮想体験できる。顔の向きや歩行、しゃがむ、立ち上がる動作も再現できる。3次元モデルハウスを体感するように確認できる。

 C&R建築グループの田中尚美シニアプロデューサーは、「コロナ禍を契機にハウスメーカーから『営業活動ができるVR空間をつくれないか』という問い合わせが急増した」という。

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