ファーストリテイリング傘下のジーユー(GU)が9月4日に化粧品ブランドの展開を始める。ドラッグストアの商品に近い価格帯で国内の大型店をはじめとする約70店舗のほかオンラインストアでも販売する。化粧品市場は競争が激しく、コロナ禍で成長も止まる。それでも危機ゆえに生まれる勝算があるとみている。

ジーユーは4種類の化粧品を開発した。メークのポイントとなる目元と口元に使う商品から発売する

 「ついで買いによる客単価のアップや新規顧客の獲得を狙う」。ジーユーでグッズチームリーダーを務める土上洋佑氏は新たに化粧品市場に参入する意図をこう語る。3~5月期はコロナ禍で減収減益。テレワークや外出控えが浸透してアパレルへの逆風が吹き続ける中、新事業に活路を見いだす。

 ジーユーは2015年にもメーク関連グッズとしてネイルなどとともに化粧品を発売していた。商品ごとの売れ行きの差が激しく、ブランドの確立には至らずに在庫の品切れとともに販売を終了した。今回は「前回のような単品の投入ではなく、化粧品ブランドとしての考え方や価値観を大切にする」という。

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