超高収益企業として知られるキーエンスの2020年4~6月期の連結決算は売上高、利益ともに約2割減った。コロナ禍で得意の営業の力が鈍ったが、営業利益率は50%近い。今後は工場自動化の需要が強含みという。アナリストの多くは超高収益を背景とした業績連動のボーナスがニンジンとなり、再び走り出すとみている。

 自社工場を持たない、統合報告書を作らない、創立記念日がない、そして単体の平均給与が年1800万円超──。合理主義経営と高収益、給与の高さで知られるキーエンス。ファクトリーオートメーション(FA)向けのセンサーや計測器といった分野を手掛けており、時価総額は8月17日時点で11兆900億円と東証1部でトヨタ自動車、ソフトバンクグループに次ぐ3位だ。

 2020年4~6月期連結決算は、売上高が1099億円と前年同期比18%減った。純利益も365億円で21%減。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて設備投資が急激に落ち込み、FAのセンサー需要が鈍った。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り931文字 / 全文1360文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、11年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。