コロナ禍により販売が落ち込む自動車産業。各社は固定費削減を急ぐが研究開発投資にはブレーキがかからない。営業利益が7割減となる見通しのホンダは増額し、トヨタ自動車も1兆1000億円と前年度並みを見込む。ただ投資規模を維持できるプレーヤーは限られる。未来の位置取りに向けた体力勝負が色濃くなってきた。

下位メーカーは削減を余儀なくされる
●自動車各社の研究開発費(単位:億円)
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 「将来の成長に向けた仕込みは大きく変わることなく進める」。ホンダの倉石誠司副社長はこう断言する。同社の2021年3月期は売上高が前期比14%減、営業利益が同68%減となる見通し。販管費などで1500億円以上削るが、研究開発費は8600億円と385億円増やし過去最高となる。技術志向の高いホンダらしい動きだが、そうせざるを得ない理由もある。

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