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ANAホールディングス(HD)と日本航空(JAL)の2020年4~6月期の連結最終損益は大幅な赤字となった。誤算は、新型コロナウイルスの感染が底を打って8月には需要が回復していると読んだシナリオが崩れたことだ。鉄道会社を含む運輸各社はコロナ禍を耐え忍ぶだけでなく、半額プランなど集客への新手を繰り出し始めた。

ANAHDの最終赤字は1088億円に
●四半期の売上高、最終損益

 ANAHDが過去最大の赤字に──。同社が7月29日に発表した2020年4~6月期の最終赤字は1088億円で、四半期決算の開示を始めた04年3月期以降、最大の金額となった。JALも937億円の赤字だった。

 金額の大きさが目立つが、想定されたことではあった。国際線も国内線もほとんど動かず、大手幹部は5月の時点で「2社で2000億円の最終赤字になる」と予想していた。