2018年の西日本豪雨から2年たった今でも、広島県東広島市では復興工事の終わりが見えない状況だ。人手不足などを背景に、入札の4割が「不成立」という。遅々として進まない地方の対策工事は、災害大国ニッポンの課題を浮き彫りにしている。

熊本県南部を中心に死者・行方不明者が80人を超えた九州豪雨。被害は列島各地に広がり、広島県の東広島市河内町宇山では土砂崩れで親子2人が死亡した。
東広島といえば、200人以上の犠牲者を出した2018年7月の西日本豪雨で被害が大きかった地域の一つだ。250戸超が全半壊し、関連死を含めて東広島市での死者は20人に及んだ。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1081文字 / 全文1364文字
-
有料会員(月額プラン)は初月無料!
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員になると…
特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題
ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題
日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題
この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
Powered by リゾーム?