国内外の企業が開発にしのぎを削る自動運転領域で、東京・羽田地区に新たな集積が生まれつつある。 再開発で生まれた巨大複合施設にデンソーが新開発拠点を設置。テストコースも備える。公道で実験ができる国家戦略特区としての地の利に加え、周辺の中小製造業との連携に期待が集まる。

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デンソーの実証実験用のテストコース

 日本の空の玄関、羽田空港の周辺が自動運転の技術開発の新たな集積地になろうとしている。デンソーは7月6日、再開発で生まれた巨大複合施設「羽田イノベーションシティ(HICity)」(東京・大田)に自動運転の研究開発拠点を開業した。自動運転車両を試作する車両整備棟と実証実験用のテストコースを備え、約130人の従業員が働く。

 デンソーは先端開発分野で「東京シフト」を進めている。2017年、品川地区に自動運転の頭脳となる半導体の開発子会社を設立。18年には自動運転向けのソフトウエア開発会社、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)をトヨタ自動車、アイシン精機との共同で東京に設立した。近隣にテストコースを置くことで、一気通貫の開発体制につなげる狙いがある。

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