全1514文字

青汁の販売を手掛けるキューサイ(福岡市)が、再び岐路に立つかもしれない。10年前から全株式を持つコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスがキューサイを売却する準備に入った。収益が安定し、テレビコマーシャルにより知名度も高いキューサイ。果たして買い手は現れるのだろうか。

販路はネットやテレビの通販が多い。一部の小売店でも販売している

 コカ・コーラはバークレイズ証券を雇い売却に向けたプレマーケティングを始めたようだ。売却すると最終決定したわけではなさそうだが、どんな買い手がいるのかを探るためとみられる。関係者の話を総合すると金額は300億~400億円程度との見方が有力だ。

 キューサイの2019年度の売上高は約250億円で事業利益と減価償却費の合計は40億円以上。利益率は悪くないのにコカ・コーラが手放そうとする理由を理解するにはキューサイを傘下に入れた10年前に遡らなければいけない。