全1426文字

新型コロナウイルスの感染爆発が起きたニューヨークで、抗体検査を受けてみようと思い立った。近くの検査所を調べると、出てきたのは民間企業が展開する診療所チェーンの拠点。トランプ米大統領が発表した方針ではPCRを含む検査が民間に開放されていた。体験で見えた企業の利点とは?

筆者がPCR・抗体検査を受けたシティMDの拠点

 新型コロナウイルスの感染拡大によりニューヨーク(NY)州のアンドリュー・クオモ知事が外出禁止令を出してから10週間。感染爆発が起きたNY市でも新規感染者数が減り、経済活動再開に向けた準備段階に入ってきた。クオモ知事が再開の条件として掲げたのが、「十分な検査体制の確立」。その「手触り」を感じようと検査を受けに行ってみた。

 NY市は5月初旬、感染歴の有無を調べる抗体検査を誰にでも無料で提供し、PCR検査も5月25日までに1日2万件を処理できる体制を整えると発表していた。PCR検査は症状が出ている人や医療従事者、食料品店の店員などに限定されていたため、抗体検査のみ受けようと考えた。