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4月に始まった携帯電話サービスの新規契約数に注目が集まったが、記者会見で明らかにしなかった。5Gでは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うインドでの都市封鎖が響き、サービスが3カ月遅れる。NTTドコモなど既存3社への対抗勢力と期待されてきたが、今はまだ事業の道筋が見えない。

アナリストは新規契約の多くを「2台目のお試し」とみる

 「予定通りの進捗です」。楽天モバイルの三木谷浩史会長兼CEO(最高経営責任者)は、4月に始めた携帯サービスの新規契約数を聞かれてこう答え、数字をはっきりと示さなかった。5月13 日の第1四半期決算発表でのことだ。

 同社は先着300万人を対象に月額料金を1年間無料にする大盤振る舞いを展開している。三木谷氏は「300万人は年内の目標。それに対してこんなものだろうという感じ」と話す。CMを全国で放映していないため無料キャンペーンの認知度が低い、などとも語った。

 契約数を正面から答えることはなかったが、三木谷氏の発言から現状をうかがい知ることができる。

 一つは「既存のMVNO(仮想移動体通信事業者)からの移行を加速させる必要がある」という発言だ。楽天はすでに約230万のMVNOユーザーを抱え、そこからの切り替えを促したい考え。だが、想定ほど進んでいないようだ。サイト上でワンクリックで切り替えの申し込みができるようにして、1年で70%を移行させたいとした。