企業がテレワークを進めるうえで、社内システムにつながりにくいインターネットの接続不良が壁になっている。企業向け回線サービスの容量が不足している。古い集合住宅の配線では通信速度が出せない問題もある。通信大手などサービス企業は設備を増強しているが、新規受注の停止に追い込まれる例も出ている。
「インターネットのバックボーン(基幹網)の容量に問題はない」。NTTコミュニケーションズ(NTTコム)の庄司哲也社長は、テレワークが広がって基幹網の容量が不足しているのではないか、との懸念にこう答える。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、通信量は急増した。同社のデータで平日昼間を見ると、4月13日の週の通信量は2月25日の週に比べ、時間によっては最大39%増えた。庄司社長は、それでも夜間ピーク時よりは少ないため基幹網の容量に問題ないという。
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