外食大手のコロワイドが定食チェーン大手の大戸屋ホールディングス(HD)に買収提案したことが明らかになった。大戸屋HDが拒否したため、コロワイドは経営陣の刷新を目指す株主提案を公表。対決姿勢を強めている。大戸屋創業家まで取り込んで万全の構えで子会社化を目指すコロワイド。敵対的と言える買収劇が始まった。

コロワイドは居酒屋や焼肉店が主力(左2点)。定食業態に魅力を感じている

 コロワイドは大戸屋HDの筆頭株主で約19%を保有する。昨年末から水面下で事実上の買収提案を繰り返したが、大戸屋HDが独立経営の維持を主張しているため強硬手段に訴えた。4月14日、6月の定時株主総会に向けて大戸屋HDの取締役候補12人を選任する株主提案を公表した。

 このうち7人はコロワイド側の人選だ。経営陣を刷新できればTOB(株式公開買い付け)と第三者割当増資の組み合わせで持ち株比率を50%強に高め、連結子会社にする考え。

 仮にプロキシーファイト(委任状争奪戦)となり、大戸屋HDの勝利に終わった場合でも諦めない。再び臨時株主総会を請求して経営陣刷新を求めたり、敵対的TOBを始めたりする方針だ。

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