三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、みずほFGが株価下落により株式の評価損失を計上した。2020年3月期、メガ3行がそれぞれ6000億円規模の保有株評価損があるとの試算もある。 「コロナショック」が長期化すれば、大手行は“虎の子”のアジア戦略の変更を迫られる可能性も。

大手銀行の保有株価は2〜3割減
●大手銀行の2020年3月期末の保有株式評価損益の推定
<span class="fontSizeM textColTeal">大手銀行の保有株価は2〜3割減</span><br /><span class="fontSizeS textColTeal">●大手銀行の2020年3月期末の保有株式評価損益の推定</span>
注:単位・円、概算値、連結ベース、FGはフィナンシャルグループ、HDはホールディングスの略 出所:大和証券

 「新型コロナウイルスの感染拡大による世界的株安の影響が広がっている」。三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)の関係者がこう語るのは、同社がアジアのグループ会社で計約3600億円の特別損失計上を発表した2020年3月期連結決算についてだ。

 三菱UFJFGは3月31日、それぞれ発行株式の94%を保有するインドネシアのバンクダナモンで2100億円、76%を持つタイのアユタヤ銀行で1300億円、16年に約20%を取得したフィリピンのセキュリティバンクで約200億円を損失計上すると発表した。

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