全1354文字

レオパレス21の臨時株主総会が開かれ、村上世彰氏が関わるファンドによる株主提案が否決された。大株主の一角、個人株主などが現経営陣側についたことが要因とみられる。主力のアパートサブリース事業のカギとなる「入居率」には回復の兆しもあるが、再建の先行きは不透明だ。

 「会社が再建に向かっている最中に、ハゲタカファンドに付け入る隙を与えてどうするのか」──。会場で目立ったのは賃貸アパートのオーナー株主たちだった。

 施工不良問題に揺れるレオパレス21の臨時株主総会が2月27日、都内で開かれた。同社の大株主で村上世彰氏が関わるファンドのレノ(東京・渋谷)が求める取締役1人の選任議案の行方が焦点だったが、過半数の賛成は得られなかった。村上氏系のファンド、英運用会社のオデイ・アセット・マネジメントと並ぶレオパレスの3大株主で、2月7日時点で17.12%を保有しているアルデシアインベストメントが「株主提案に賛成しなかった」(レオパレス関係者)ことが、今回のレノの株主提案が否決された直接の原因とみられる。