ベンチャーキャピタルの国内スタートアップ企業への投資が活況だ。2019年は5年連続で前年を上回る見通し。旺盛な資金需要に応えようと、銀行も社債に特化したファンドを新設。問い合わせが相次いでいるという。もっとも、スタートアップへの投資環境は転機を迎えたとの指摘も多い。遅れて手掛ける銀行には「今更感」が漂う。

 VC(ベンチャーキャピタル)の国内スタートアップ企業への投資が活況だ。一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンターによれば、2019年1~9月累計で1601億円と、18年の年間投資額を既に上回った。19年は5年連続で前年実績を上回り、年間で2000億円の突破も視野に入る。投資額の水準は08年のリーマン・ショック以降で最も高くなる見込みだ。

19年まで5年連続で増加の見込み
●国内向けスタートアップ投資額の推移
<span class="textColTeal">19年まで5年連続で増加の見込み<br /><small>●国内向けスタートアップ投資額の推移</small></span>
注:19年は1~9月まで
出所:一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター

 旺盛な資金需要に応えようと、動き出したのが、あおぞら銀行だ。19年11月に20億円を出資してファンドを設立。「1~2カ月でベンチャー企業から100件以上の問い合わせが来ている」と同ファンドを運営する「あおぞら企業投資」(東京・千代田)の久保彰史社長は明かす。

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