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日産自動車の2019年10〜12月期の最終損益は260億円の赤字(前年同期は704億円の黒字)だった。第3四半期の最終赤字は11年ぶりで、株価は10%近く下落。時価総額は5年前の4割となった。仏ルノーの出資を受けた1990年代末、リーマン・ショック後に続く「3度目の谷」に直面している。

就任後初の決算会見に臨んだ内田誠社長兼CEO(写真=つのだよしお/アフロ)

 「日産車、さらに1000ドル値引きします」──。2019年に日産の新車販売が134万台と前年に比べ1割減った米国では今、こうしたテレビコマーシャルが流れている。2月6日からのシカゴ自動車ショーでも、日産のブースは閑古鳥が鳴いていた。

 日産にとり北米は業績立て直しに向けた構造改革の最前線だ。リーマン危機後は、当時トップだったカルロス・ゴーン氏が北米を突破口に復活を果たした。11年度に140万台だった販売台数は、16年度には213万台に達した。5年で5割超伸びた計算だ。