任天堂は主力ゲーム機「スイッチ」シリーズの販売が好調で、2020年3月期の販売計画を上方修正した。株式市場からは「成長するスマホゲーム市場への投資をすべき」との声も聞かれるが、任天堂には響かないようだ。むしろ、かつて打ち出した「スマホ強化」をトーンダウンさせている。

 「成長機会を追求できる基盤が整ってきた」

 任天堂が1月31日に都内で開いた経営方針説明会で、古川俊太郎社長は3月に発売から4年目を迎えるゲーム専用機「ニンテンドースイッチ」シリーズの好調持続に自信を示した。

<span class="fontBold">経営方針説明会で語った古川俊太郎社長</span>(写真=的野 弘路)
経営方針説明会で語った古川俊太郎社長(写真=的野 弘路)

 説明会の前日には2020年3月期のスイッチの販売目標をこれまでの1800万台(前期比6%増)から1950万台(同15%増)に上方修正した。19年9月に発売した携帯型の「ニンテンドースイッチライト」の好調な販売が要因だ。これまで据え置き型と携帯型でゲームの開発を分けていたが、一体的に開発して多様な遊び方を提案することで、ライトによる「2台目需要」を掘り起こすことに成功している。

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