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地政学リスクで景気の先行き不透明感が高まっている2020年は、設備投資産業にとって厳しい1年となりそうだ。工作機械は受注見通し額を1兆2000億円と7年ぶりの低水準に設定。建機も米国のピークアウトに警戒する。両業界が共に期待を寄せるのが「小型機」だが、利益率の低さなどのリスクがあり、厳しい戦いとなるのは必至だ。

 工作機械業界を取り巻く環境は厳しさを増している。2019年8月以降、毎月の受注額は好不況の目安とされる1000億円を下回る月が続いた。19年の年間受注額は1兆2000億円台となったとみられ、18年比で3割減少した。

 中国経済の減速に影響を受ける形で、日本や欧州の受注が低迷、特に自動車関連の受注が振るわなかった。工作機械は顧客の産業ごとにサイズが異なる。自動車関連を強みとする中・大型機を手掛ける会社は厳しい戦いを迫られた。