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メールは時間泥棒

 リーダーシップ論でよく指摘されるアジェンダ(課題)の設定は、具体的なものにすべきだと説く。

 「CEO自身がパーソナルなアジェンダを設定することは、時間の使い方という面からも欠かせない。『これから3~4カ月の間に何をすべきなのか』を具体的に3~6個ほどにまとめて書き出すのだ。CEO自身に明確なアジェンダがあるからこそ、部下のアジェンダも明確になる。逆にCEOのアジェンダが不明確ならば、周りにいる部下も何がアジェンダなのかが分からなくなる。その結果、CEOに様々な要求をし、その分、CEOの時間がムダになる」

 CEOの時間の使い方についてのポーター教授の指摘は、電子メールにどこまで関わるかにも及んだ。調査では、CEOが61%の時間を対面のやり取りに費やす一方、15%は電話や文書への返信作成に充てている。そして電子メールへの対応が24%を占めたという。