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日野自動車は食品メーカーなどと組み、業界の垣根を越えた荷物を扱う幹線輸送サービスを始めた。最適な荷物の組み合わせにより積載効率を高め、運転支援技術の活用でドライバーの負担を軽減する。人手不足が深刻になるなか、効率的な物流サービスを新たな収益源に育てる考えだ。

 日野自動車が自ら物流事業に乗り出した。運営するのは同社の物流子会社、ネクスト・ロジスティクス・ジャパン(NLJ、東京・新宿)。アサヒグループホールディングスと江崎グリコ、物流会社の千代田運輸とユーネットランス、トランコムと共同で、12月9日から東名阪を結ぶ幹線輸送サービスを始めた。

 荷主から依頼があると、荷物とトラックをマッチングし、荷室の積載効率を最大限高める組み合わせをはじき出す。「菓子だけでは荷室のスペースをとってしまうが、重量のある飲料と組み合わせることで効率よく運べる」(江崎グリコ・ロジスティクス部の渡邊武部長)。ドライバー1人で2台分の荷物を運べる日野製の連結トラックが神奈川県と兵庫県の物流拠点間を往復。トラックはNLJが所有し、まず2台体制でスタートする。