米グーグルの日本法人が地方銀行との協業を進めている。地銀の顧客である地方企業のデジタル化支援が狙い。地元企業の競争力が上がれば、地銀にとっても収益源が広がるだけに、グーグルと手を組む地銀は今後も増えそう。意外に「泥臭い」グーグルの取り組みが、日本のデジタル化の推進力になるだろうか。

地元企業の熱気で包まれた北陸銀行とグーグルのイベント(写真=山岸 栞依)

 「これを機に変えていかねば」。富山、石川、福井の北陸3県を主な地盤にしている北陸銀行が11月27日に開催したイベントに参加した石川県金沢市に拠点を置く中小企業の社長はこうつぶやいた。

 この社長が参加したのは、中小企業を対象としたIT(情報技術)化支援セミナー。共催したのは米グーグルの日本法人だ。

 「地方だし、そもそもグーグルに相手すらしてもらえないんじゃないかと思いつつ問い合わせしたところ、トントン拍子に話が進んだ」。北陸銀行の小嶋達也執行役員は顔をほころばせる。

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