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富士フイルムホールディングスが米ゼロックスの買収を断念した。共同出資する富士ゼロックスのゼロックスの持ち株分を23億ドルで買い取り、ゼロックスとの関係を見直す。ゼロックスは米HPに買収を提案。再編機運も高まるが、富士フイルムにとっては見切って正解だったかもしれない。

富士ゼロックスの完全子会社化を発表する富士フイルムHDの古森重隆CEO(5日、東京・大手町)(写真=つのだよしお/アフロ)

 「向こうから言ってきた話を受け止めたが、それがダメだというなら仕方がない」。そう淡々と話したのは、富士フイルムホールディングスの古森重隆会長兼CEO(最高経営責任者)だ。

 富士フイルムは11月5日、難航していた米ゼロックス買収を断念すると発表。ゼロックスに23億ドル(約2530億円)を支払い、同社が保有する富士ゼロックスの25%分の株式を買い取り、富士ゼロックスを富士フイルムの100%子会社にすることも明かした。