日本電産が10月23日、2020年3月期の連結業績の下方修正を発表した。EV(電気自動車)用モーターへの先行投資を優先。事業拡大へ勝負に出る。バブル崩壊のリスクがある中、強気発言はEV市場を切り開く覚悟の表れと言えそうだ。

<span class="fontBold">日本電産の永守重信氏は強気な発言に終始した</span>
日本電産の永守重信氏は強気な発言に終始した

 「勝負するときに勝負せなあかん」「大きな波が来ているので全部取る」「これ(先行投資)をもって、減益になるのが何だと言うのか」──。業績見通しを下方修正した局面でもなお強気の「永守節」は健在だった。

 日本電産は10月23日、2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比10%減の1000億円になる見通しだと発表した。同22%増の1350億円を見込んでいた従来予想から350億円下方修正し、2期連続の最終減益となる。EV(電気自動車)の駆動力を担うトラクションモーターの開発や生産立ち上げなどに約300億円を投じることが影響する。

 だが、翌24日の決算説明会で永守重信会長CEO(最高経営責任者)は冒頭のような強気の発言を繰り返した。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り948文字 / 全文1387文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。