ベスト4入りは逃したものの、日本代表の活躍が光ったラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。多くの外国人も観戦に訪れたが、彼らと地元の人々をつなぐ縁の下の力持ちの存在も見逃せない。AI(人工知能)を使った自動翻訳機だ。多くの企業が参入し、成長市場としての期待を高めている。

「カード決済の説明がきちんとできた」「館内の施設を宿泊者に説明できた」──。静岡県の浜松商工会議所の商業観光課には、会員からこんな報告が舞い込んでいる。
同会議所はソースネクストが開発・販売するAI(人工知能)自動翻訳機「ポケトーク」を500台購入し、地元商店や飲食店、宿泊施設などに貸し出した。ラグビーワールドカップ(W杯)の観戦に訪れた外国人客などへの接客が狙いだ。
浜松に近い袋井市では9月28日に日本が歴史的勝利を収めたアイルランド戦など4試合を開催。イタリアやロシアなど英語圏以外のサポーターが浜松にも訪れた。宿泊する外国人も多く、74の言語に対応できるポケトークが活躍したわけだ。
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