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関西電力の役員らの金品受領問題に対する批判はしばらく収まりそうにない。風当たりが強まる八木誠会長と岩根茂樹社長だが、10月2日の記者会見ではそろって辞任を否定してみせた。背景には、経済産業省や関電にとって、早期辞任を避けたい事情がある。

10月2日の会見でも関西電力首脳は辞任を否定(写真=共同通信)

 関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役から約3億2000万円相当の金品を受領していた問題で、金品を受領した当事者でもある八木誠会長と岩根茂樹社長への風当たりが強まっている。元助役は高浜原発3、4号機の誘致などに尽力したとされる人物で、関電と元助役の相互依存の関係は何十年も続いたとされる。

 9月27日の最初の会見で情報開示姿勢が批判を浴びて改めて開いた10月2日の会見で、八木会長と岩根社長は辞任をそろって否定したが、積年の癒着を清算するには辞任は避けられない。関電は第三者委員会を設置して年内をめどに報告をまとめるとしており、八木会長や岩根社長の辞任は既定路線なら報告書が出た後になりそうだ。