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電動化や自動運転などの「CASE」時代を見据え、トヨタ自動車グループの事業再編が進んでいる。連結売上高4兆円を超えるアイシン精機はグループの中核だが、次の柱が見えてこない。電動車向け部品や電子制御などで重複する領域が多いデンソーと「一緒になるしかない」との声も出ている。

アイシン精機はCASE対応技術の試乗会を開いた

 アイシン精機は9月18日、北海道豊頃町の同社のテストコースで次世代車向け技術を公開した。目玉はHV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)など電動車向けの駆動モジュール「eAxle(イーアクスル)」だ。アイシンが強みを持つ駆動部品にモーターやインバーターなどを組み合わせ、ユニットとして完成車メーカーに提供する。

 こうした電動車向けユニットの開発を強化するため、アイシンは今年4月、同じくトヨタグループのデンソーと折半出資の新会社、BluENexus(ブルーイーネクサス、愛知県安城市)を設立した。初めからユニットとして開発することで小型化・高効率化し、競争力につなげていきたい考えだ。