独フォルクスワーゲン(VW)が9月9日、新型EV(電気自動車)を発表した。価格を量販車「ゴルフ」のディーゼル車と同水準にし、戦略的な大衆車と位置付けた。信頼回復や規制対応のために、VWは背水の陣でEVの拡販に挑む。

VWが発表したEV「ID.3」と同社のディース社長

 独フォルクスワーゲン(VW)がEV(電気自動車)の主力車の全貌を明らかにした。9月9日、独フランクフルトモーターショーの前夜に独自に開催したイベントで新型EV「ID.3」を発表。ヘルベルト・ディース社長は「新しいピープルズカーだ」と宣言し、戦略的な大衆車であると強調した。

 電池容量が3タイプあり、満充電でそれぞれ330km、420km、550kmを走行できる。VWの最量販車種「ゴルフ」と同サイズの小型車で、価格もゴルフのディーゼル車と同水準にする。最も航続距離が少ない車種の価格は3万ユーロ(約360万円)未満に抑えた。

 同社はディーゼル車の排ガス不正が発覚した4年前から、経営資源をEV関連投資に集中させている。ID.3は従来の車種をEV向けに改良するのではなく、ゼロから車台を作り上げた。

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