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ホテルオークラは9月12日、東京本館を建て替え、41階と17階のビルを備えたホテルを開業する。伝統のデザインを残しながらも、旧本館よりも客室を大幅に広くして高級路線を一気に進める判断を下した。相次ぐ外資系ホテルの参入で都心の競争は激しい。慢心もあったという老舗ホテルは対抗できるだろうか。

高層棟に生まれ変わったジ・オークラ・トーキョー(左)。オークラ東京の象徴だったロビーは照明や椅子を再使用し、ほぼそのままの姿で再現した(右)

 ホテルオークラは9月12日、4年間の工事を経て東京本館跡地に「The Okura Tokyo(ジ・オークラ・トーキョー)」(東京・港)をオープンする。開業から50年を超え、老朽化が目立っていた本館を建て替え、41階建てと17階建ての2棟を構えた。客室数は旧本館の408室から508室へと2割強増える。伸びるインバウンド需要や2020年東京五輪を踏まえると国内外にアピールするのに効果的な時期と言えそうだ。

 部屋数は増やそうと思えばもっと増やせたはずだが、客室の大型化を優先した。最低客室面積は旧本館や帝国ホテルが30m2ほどなのに対し、ジ・オークラ・トーキョーは47m2に設定している。標準的な部屋でも広々とした浴室や大きな作業机を備え、天井高は3mと余裕を持たせている。