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ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)再建の立役者、森岡毅氏に業務改善を依頼する企業が増えている。成功確率の高い戦略を練るという独自のマーケティング手法への関心の高まりが背景にある。森岡氏はUSJ時代にかなわなかった沖縄県でのテーマパーク建設計画も進めるが、再挑戦は実るだろうか。

独立してコンサルティング会社「刀」を立ち上げた森岡毅氏は、地元企業なども交え、沖縄県でのテーマパーク建設を目指す(写真=菅野 勝男)

 大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を再建に導いた立役者、森岡毅氏。同氏がUSJ退社後の2017年に設立したコンサルティング会社「刀」に業務改善の依頼が続々と舞い込んでいる。

 9月5日には西武鉄道が埼玉県所沢市で運営する「西武園ゆうえんち」のリニューアル計画で協力することが決まった。8月には農林中央金庫グループの農林中金バリューインベストメンツとの協業を発表。昨年秋から関わる讃岐うどんチェーン「丸亀製麺」では、既存店の客単価が足元で上がるなど効果も出始めている。

 各社が期待するのは、同氏の独自のマーケティング手法にある。米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)で磨いたマーケティング手腕を買われて10年に転じたUSJでは約750万人だった年間来場客数を2倍に引き上げた。数学を基にした市場分析や需要予測から練るという同氏の戦略作りへの関心は高い。