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10月の消費増税を前に自動車メーカーが軽自動車の新型車を相次ぎ投入している。ダイハツ「タント」、ホンダ「N-WGN(エヌワゴン)」といった新型車の戦略を読み解くと3つの「K」が見えてくる。ターゲットにするのは子育て世代、高齢者。そして、海外市場だ。

ダイハツの「タント」は高齢者を意識した装備を充実させている

 軽自動車は車高が高い車両のラインアップが増えている。近年は特に「スーパーハイト」と呼ばれる車高1700mm以上の車種が主流だ。2018年度の年間販売台数で国内トップの約24万台を記録したホンダの「N-BOX(エヌボックス)」や、スズキの「スペーシア」などがスーパーハイトに相当する。

 スーパーハイトが主な顧客層としているのが、1つ目のKである子育て世代。高さが生む広い室内空間に加え、後部座席はスライドドアで開口部を大きく取り、乗り降りしやすい。荷物の積み下ろしも容易にしている。

 ダイハツ工業が7月9日に発売した新型「タント」もスーパーハイトに区分される。ファミリー層に加え、「高齢者まで徐々に利用が広がってきた」(奥平総一郎社長)として、標識を認識したり駐車場での操作を支援したりする装備を加えた。2つ目のKである高齢者に対応し、安心して運転できる機能を重視している。助手席に小さな手すりを取り付けるオプションも加えた。