京セラ・KDDI創業者の稲盛和夫氏とソフトバンク創業者の孫正義氏──。長らく日本のベンチャーの旗手とされる両氏がくしくも同じ日に、経営者や起業家に経営の要諦を語った。2人のカリスマ経営者は何を次代の経営者に託そうとしているのか。

<span class="fontBold">4800人が集まった盛和塾の世界大会</span>
4800人が集まった盛和塾の世界大会
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 「会社を健全な発展に導くことを通じ、一人でも多くの人を幸せにするという経営者の使命に変わりはない」

 男性アナウンサーがマイクで原稿を読み上げる声を参加者は静かに聞き入った。7月18日午後、パシフィコ横浜(横浜市)の大ホール。京セラや第二電電(現KDDI)を創業し、日本航空の経営再建に尽くした稲盛和夫氏が、36年にわたり主宰する経営塾「盛和塾」の塾生に送った“最後の授業”の一コマだ。

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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

 近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
 生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
 通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。

■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)

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