旅行大手のHISが不動産やホテル事業を手掛けるユニゾホールディングス株を対象としたTOBを始めた。ユニゾ側はHISとの対話を拒んできており、敵対的TOBに発展する可能性がある。それでも「勝算はある」と強気の姿勢を見せるHISの沢田秀雄会長兼社長。背後に何があるのか。

<span class="fontBold">HISの沢田秀雄会長兼社長はユニゾブランドのホテルに触手を伸ばす</span>(写真=沢田氏:的野 弘路)
HISの沢田秀雄会長兼社長はユニゾブランドのホテルに触手を伸ばす(写真=沢田氏:的野 弘路)
 

 旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)が、不動産やホテル事業を手掛ける東証1部のユニゾホールディングス(HD)株を対象にTOB(株式公開買い付け)を始めた。買い付ける上限は45%。HISは既にユニゾHD株を5%近く持つ筆頭株主のため、TOBで約4割の株を買うことになる。

 昨秋以来、HISはユニゾHDに対して水面下で業務提携や資本提携を検討するよう申し入れてきた。しかしユニゾHDは一貫して対話を拒んできた。今回のTOBはユニゾHDとの事前協議が一切なく発表されており、敵対的TOBに発展する可能性がある。

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