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観光バスや夜行バスなどで長年、利用されてきた2階建てバス。国内メーカーの生産中止で台数は減少傾向にあったとされるが、再び導入の動きが進んでいる。運転手を増やさず収益路線の輸送力向上を狙うほか、バリアフリーへの対応などが背景にある。

相次いで導入されている2階建てバス。上から西日本JRバス、京成バス、岩手県北バス

 通常のバスと比べて多くの座席数を確保でき、高所からの車窓も魅力の2階建てバス。かねて観光バスや夜行バスで利用されてきたが、ここ10年で台数は減少傾向にあった。それがこのところ、導入する動きが広がっている。

 みちのりホールディングス(東京・千代田)傘下の岩手県北バス(盛岡市)は7月31日から盛岡~宮古に2階建てバスを導入する。同社保有の通常のバスより10席以上多い53席で、展望を楽しめる2階前部の「ワイドビューシート」など広めの座席も用意した。

 盛岡~宮古は同社が1日18往復を運行し、年間30万人の利用がある。過疎化などで地方の赤字路線が少なくない中、順調に利益を出す「最重要路線」だ。