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ランチタイムにオフィスビルの隙間で弁当を売る移動販売車「フードトラック」が首都圏で増えている。空き地を活用しようと、ビルを保有する不動産大手がスタートアップ企業を通じ誘致しているためだ。収益と入居者の満足度の向上を狙った「可動産」が広がる背景には、都心オフィスの賃料高騰がある。

オフィスビルの「空き地」を利用した移動販売車が増えている

 昼食時に都心のオフィス街で目にする、さまざまな弁当を提供する移動販売車。「フードトラック」や「キッチンカー」とも呼ばれ、厨房設備を持つ軽トラックやワゴン車が移動して営業する。その場で調理した弁当が1食700~800円と周辺の飲食店よりも手ごろな価格で手に入り、同じ場所でも曜日によって店が変わる多様さが売りだ。

 道路交通法は移動販売車が公道上で営業することを禁止している。そのため以前はイベント時などに広場に集まって営業することが多かった。オフィスビル内の空きスペースが新たな出店場所として定着したのは、複数の物件に投資するREIT(不動産投資信託)やデベロッパー大手が誘致に動いているためだ。