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スイスの製薬大手ノバルティスが、細胞などを使った革新的新薬で5年後に売上高の20%を目指すと明言した。5年後も現在の売り上げ規模だとすると1兆円に達する計算。背景には化学合成による製薬技術の限界がある。開発リスクは高く、製造も難しくなるが、その分、果実も大きい。新分野で出遅れる日本勢との差が広がりそうだ。

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 スイスの製薬大手ノバルティスのヴァサント・ナラシンハンCEO(最高経営責任者)が日経ビジネスの取材に応じ、細胞などを使った革新的新薬の売上高を「5年後に全体の20%を目指す」と語った。同社の2018年の売上高は約520億ドル(約5兆6000億円)。仮に5年後も現在の売り上げ規模だと、その額は1兆円に達する計算だ。