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米マイクロソフトとソニーがゲームなどエンターテインメント分野での提携を発表した。ゲーム機で競合する両社が組む背景にあるのが、クラウド型でゲーム市場に本格参入するグーグルだ。両社は半導体などでも協業を検討。ソニーのイメージセンサーの顧客開拓につながる可能性もある。

ソニーの吉田社長(左)とマイクロソフトのナデラCEO

 強力な挑戦者を迎え撃つため、ライバル同士が手を組んだ。米マイクロソフトとソニーは5月16日、ゲームなどエンターテインメント分野などでの戦略的提携を発表した。据え置き型ゲーム機の長年のライバルがタッグを組んだ背景には、クラウド型のゲームの台頭と同分野に参入する米グーグルの存在がある。

 グーグルは3月、クラウド経由でゲームを配信するサービス「STADIA(スタディア)」を年内に投入すると発表した。グーグルはアンドロイド端末向けのゲーム配信基盤を持ち、携帯型ゲーム機の市場を奪ってきた。次に狙うのが据え置き型の市場だ。

 クラウドゲームはデータセンターでゲームの演算処理を行い、映像をスマートフォンなどに伝送する。処理性能が高いCPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理半導体)を備えたデータセンターと高速な通信インフラがあれば、テレビやスマホでも専用機並みのゲームが遊べる。ソニーなどのゲーム機メーカーにとっては脅威だ。