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医療の進歩によって寿命は延びているが、社会保障制度は延びる寿命を前提にしていない。高齢者だけでなく、若年層の将来不安はポピュリズムや排他的な考え方につながりかねない。世界最大の運用会社、米ブラックロックの社長が資産形成のあるべき姿を語った。

ロブ・カピート氏
6兆ドルの運用資産を預かるブラックロックの社長であり、創業者の一人
(写真=陶山 勉)

これまでの資産形成の前提を早急に見直すべきと危機感を持っている。

 医学の進歩によって、先進国の多くで100歳まで生きる時代が近づいている。だが、現在の医療や社会保障制度は70~80歳の寿命を前提に設計されている。今後、退職後に十分な収入が得られず、尊厳ある生活を送れない人々が急速に増えることが予想される。