「最大4割値下げ」をうたう携帯電話の新料金プランをドコモとKDDIが発表した。政府の値下げ要請に対応する格好だが、「4割」の対象はスマホをあまり使わない一部利用者に限られる。法律改正でセット割が姿を消す一方、新プランの恩恵は一部にとどまる。携帯料金の負担軽減は道半ばだ。
●NTTドコモの新プラン「ギガライト」の月額料金

NTTドコモとKDDI(au)が携帯電話料金の軽減を掲げ、新たなプランや販売方法を繰り出している。携帯料金を巡っては菅義偉官房長官が「4割下げられる」と言及し、携帯大手に値下げを事実上要請。両社が2019年夏からのプランとして具体的な回答を提示した格好だ。
6月1日に登場する新プランはドコモの「ギガライト」とKDDIの「新auピタットプラン」。いずれも2年間の契約継続を条件に「月額2980円(税別、以下同)から」とした。データ使用量に応じて段階的に料金が変わる仕組みで、最低料金での1カ月のデータ使用量は1ギガバイトまで。通話料は30秒20円(国内)と別にかかる。
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