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日産自動車が6月末に開催予定の定時株主総会に向け、取締役の候補者名簿を発表した。西川広人社長の続投は既定路線だが、取締役会議長の候補だった榊原定征氏が外れるなど想定外もあった。ルノーのボロレCEOも受け入れることになり、経営統合をめぐる日仏間の交渉にも影響を与えそうだ。

責任論も強かった西川社長は続投が濃厚に(写真=Nicolas Datiche/アフロ)
「日産派」とみられる候補が過半数占める
●日産自動車の取締役候補
井原慶子 レーシングドライバー
豊田正和 元経済産業省経済産業審議官
ベルナール・デルマス 日本ミシュランタイヤ会長
アンドリュー・ハウス ソニー・インタラクティブエンタテインメント元会長
木村康 JXTGホールディングス相談役、元経団連副会長
永井素夫 日産監査役、元みずほ信託銀行副社長
ジェニファー・ロジャーズ 弁護士、三井物産社外取締役
ティエリー・ボロレ ルノーグループCEO
ジャンドミニク・スナール ルノーグループ会長
西川広人 日産社長兼CEO
山内康裕 日産COO
注:●は新規、青網掛けは日産派、赤網掛けはルノー派とみられる

 日産自動車は17日、6月末に開催予定の定時株主総会で諮る取締役の候補者名簿を発表した。新任6人を含む11人のうち、7人を独立した社外取締役が占める。選考委員には日産の株式の43.4%を握る仏ルノー関係者も参加していることから株主総会で承認されるのはほぼ確実だ。カルロス・ゴーン元会長が去った日産の新経営体制がようやく固まることになる。

 「やはり続投か」。候補に西川広人社長が残ったことについて日産の関係者からは無力感や安堵感が入り交じった声が漏れる。逮捕・起訴されたゴーン元会長の側近だった西川氏には、代表取締役としての管理義務など責任論が浮上していたためだ。